あなたに学んで欲しい学問とは、「行動経済学」です。

「行動経済学が最強の学問である」 相良奈美香 著 
 

 今、あなたがこの本を読んで、行動経済学を学ぶことをおすすめする理由。

 ところで、あなたがこれから始めるお仕事は、何を相手にするお仕事ですか?
 BtoBのお仕事でも、BtoCのお仕事でも、あなたが相手にする顧客は「人間」ですよね。
 インターネットを介したお取引でも、端末の向こうには必ず「人間」の存在があります。
 ですので、顧客が「人間」である以上は、その「人間」がよく起こしてしまう行動のクセを学んでおくことは、決して無駄ではないはずです。

 行動経済学とは、まさにこの「人間の行動」を理解する学問です。
 そして、この本の著者が言う行動経済学の本質は「人間の『非合理な意思決定のメカニズム』を解明する学問」です。

 『非合理な意思決定のメカニズム』?・・・一体どういうことでしょうか?

 ここで、著者の言葉を引用します。

 人の行動というのは、意識的であれ無意識的であれ、意思決定をした結果生まれるものです。あなたの脳が何かしようと意思決定したから、その何かを実行に移します。

 そして、人間とは常に合理的に行動するわけではありません。むしろ、人間とは「非合理な行動」ばかりをしてしまう生き物。

 ですから「人間の行動」を理解することは、すなわち人間の「非合理な意思決定」を理解することなのです。

 

 この説明だけでは、わかりにくいかと思います。
 そこで、この本紹介されている「非合理な意思決定」の事例を2つ紹介します。

① 野球のバットとボールが、合わせて1ドル10セントで売っています。野球のバットはボールよりも1ドル高いです。別々に買ったら、それぞれいくらでしょうか?

 ・・・あなたの計算では、いくらになりましたか?

 正解は、ボールが5セント。バットが1ドル5セントです。

 この問題、よく考えれば間違えるはずもないような簡単な計算問題ですね。
 それなのに、実は、意外なことにアメリカの一流大学の学生も間違えてしまうのです。
 アメリカの一流大学の学生も間違えてしまうのは、なぜでしょうか?

 

② 「あなたがもしも事故に遭って亡くなったとしたら、臓器提供をしますか?」
 ヨーロッパ各国において臓器提供の同意率を調査しました。
 その結果、ほぼ全員が臓器提供に同意する国があれば、同意率が4%~30%という結果になった国もあります。
 すべての国はヨーロッパ内であり、この差は文化や宗教観が原因ではありません。
 にもかかわらず、このような大きな差が出てしまったのは、なぜでしょうか?

 ・・・実は、調査方法にちょっとした違いがあったのです。その違いがこのような大きな差を生んだのです。
 その調査方法の違いとは、いったいどんな違いだったのでしょうか?

  
 この本では、このような「実験で証明された科学的な理論」がたくさん紹介されています。


 その「行動経済学」の「基礎知識」から「主要理論」までを1冊の本に網羅し、ビジネスパーソンとして知っておきたい行動経済学の「教養」が一気に身につくように仕上げたのが、今回ご紹介するこの本です。

「行動経済学が最強の学問である」 相良奈美香 著 

 あなたがこの本を通じて行動経済学を身に付けることで、
・消費者側としては、企業の戦略に乗せられないように賢くなれる。
・企業側としては、顧客にサービスや商品をより多く楽しんでいただくための戦略家になれる。

 これこそが、あなたに行動経済学を学んで欲しい理由なのです。

 どうか、お仕事にプライベートにこの本で行動経済学を学んで活用して下さい。
 

「行動経済学が最強の学問である」 相良奈美香 著 
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紙の本             1870円
電子書籍(Amazon kindle)   1683円